About GIGA School Concept
PCで観察記録をつくりました
Teams で送ったひな形を使って,それに,自分で撮影した写真を入れ,「気づいたこと・考えたこと」をワープロで打って,4年生が「あたたかくなると」の観察記録をつくりました。
今年度は,学年に応じたデジタルデータを活用した「表現」の仕方を,デジタルスキルとして教えていきながら,自分の記録や作品,発表に使えるようにしていきたいと考え,実行しています。
これから大切になること
それは,学習に役立つ生産性のある情報か否かということです。ネットには,非生産的な娯楽情報,出所や根拠が不明の信頼性に疑問がつく「?」情報があふれています。偽物の根拠となった事実をAIに学習させることで,より本物らしく見せる技術,ディープフェイクという手法も誕生しネット内を騒がせています。だからこそ,正しく有益な情報を選択できる,野球で言えば「選球眼」がますます大切になってきています。5年生では,天気と情報の学習を進めています。
情報通信研究機構〔NICT〕の気象衛星ひまわりのリアルタイム画像や気象庁やtenki.jp のアメダスや雨雲レーダー画像の,信頼できるデータを活用して天気を予想する学習を進めています。
4年生は,気温と季節による動植物の変化を1年間記録に取って,動植物の活動の変化を気温と関連付けてまとめていきます。決めた動植物を写真に記録します。しかし,撮る前に本物をよく見て,変化に気付いてからその変化を記録させるようにしています。
DX化は,人間の労力を節約し,生まれたゆとりを「考える学習」そして「休息」に使うことを目指しています。しかしながら,本物を知る,感じる努力を人間が放棄し,AIに丸投げしてしまうようであってはいけませんね。
スクラッチで凸の形をプログラミングしました♥
6年生は,電気のはたらきで,電気を節約する2つの方法を学習しました。1つは,消費電力の少ない変換効率に優れた家電製品を使うことで,もう1つは,人為的な節約には限界があるので,プログラミングされたセンサーを活用して電力量をコントロールし,効率的に使うことです。前の時間に,プログラムには,順序を考えなければならないこと,条件によって電流をオン,オフすること,同じ事は反復できるという「コマンド」が含まれていることを学びました。今日は,スクラッチというアプリを使って,プログラムを順序よく走らせ,「凸」の形をキャラクターに描かせることに挑戦しました。
キャラクターがきちんと「凸」の形を描いたときには感動の声があがりました。この学習を通して,プログラムは順番を考えて1つずつ命令を出していかなければならないことが分かりました。次回は「反復」を取り入れたプログラミングに挑戦します。
xSync Classroom の使い方を学びました!
1年生がICT支援員の先生に教わりながら,自分のタブレット型PCで撮影した写真を,先生の電子黒板に送って,みんなで見合う方法や,撮った写真に書き込みをする方法を学びました。
学習を進める上で,考えをみんなと共有したり,自分の考えを書き込みを加えながら分かりやすく説明する場面で,活用できますね。そう,ICT機器は,自己完結する機器ではなく,自分の考えを広げたり,修正したりするために,お友だちと「繋がる」機器なのです。
流れる水がはたらいているところを記録
土砂に水を流し,流れているときに水がはたらいている〔仕事をしている〕ところを動画に記録したり,流し終わって水がはたらいた跡を写真に記録し,記録を使って振り返りながら,流れる水のはたらきを考えました。まず,生活用語を使ってはたらきをみんなでまとめたあと,そのはたらきを理科のことば,学習用語で何というのかを先生から教えてもらいました。
2回目は,水の量を増やして流し,1回目とはたらきの大きさのちがいを記録をくらべて振り返りました。
流れる水には,削ったり〔侵食したり〕,運んだり〔運搬したり〕,そして,運んだものを途中や流れが緩んだところに積もらせる〔堆積させる〕はたらきがあることが分かりました。写真や動画の,缶詰的な使い方です。
道徳の授業でも
電子黒板を活用しています。紙面のアナログの図を貼り付けて,主人公の気持ちをすぐ書き込みできるところが利点の1つです。
また,書き込んだ箇所を移動したり,拡大縮小したりできるところも,気持ちや変化を考える場面で,とても重宝しています。
xSync Classroom 活用中
友達の考えを可視化し,自分の考えと比べる場面や図に書き込んだ内容を検討する場面で,おおいに活用しています。
書き表し方をお互いに学ぶこともできますね。
電子黒板が導入されました♡
各学年の教室や,特別教室に,プロジェクター型やモニター型の大型電子黒板が導入されました。モニター機能として今まで以上に説明資料や動画を提示,配付したり,アプリの使い方を説明したりする場面で使用することはもちろんですが,画面上に自由に書き込みできる機能を活かして,子どもたちの考えを取り上げたり,資料と組み合わせて説明したりする場面,コミュニケーションツールとして,おおいに活用していきたいと思います。
使い初めの今日,理科室では,書き込み機能を活かして,大切なことをまとめたり,まとめを振り返ったりする場面に大活躍しました。
これからも,工夫した活用方法を考えていきたいと思います。
天気の学習は情報から考える学習
5年生は,理科で「天気の変化」を学習しています。雲を観察したり,気象衛星の雲画像,アメダスの雨量情報そして,雨雲レーダーの雨雲の動きを見たりしながら,天気は西から東に変わるというきまりを見付けました。今日は,これらの最新の情報をInternetから入手し,天気の変化のきまりを当てはめて,山形県の明日の天気を予想しました。
気象衛星の雲画像から九州や中国,四国地方,関西方面,そして日本海の西に雲がかかっていることが分かりました。また,アメダスの雨量情報から,九州や中国,四国地方で雨が降っていることが分かりました。さらに,雨雲レーダーの情報から雨雲が西に向かって移動していくことも分かりました。これらの情報から,明日の山形県の天気は,「くもりのち雨」ではないかと予想しました。さて,どうなるでしょうか?
個別最適化の鍵は「自学自習」の力
ラインズeライブラリを使って,学習した単元のおさらいをしている2年生です。自分の「でき具合」が分かって,繰り返し「できるまで」,「自分の学びたいことに応じて」学ぶことができるのがこのシステムの良いところです。
このようなことを繰り返しながら,子どもたちは,一人一人,自分で学ぶ力,自分のでき具合を自分で確かめる力を身に付けていきます。家庭でも,少しずつ継続して,種から大きく実を付ける樹木を育ててくださいね。