鉄芯入りコイルに電流を流すと電磁石になるんだ!
コイルを作って電源装置につなぎ,電流を流し,方位磁針に近付けてみました。方位磁針の針が少し動き,弱い磁石になっていることが分かりました。次に,プラスチックの芯を入れてみました。変化は見られませんでした。鉄の芯に入れ替えると,方位磁針が大きく振れるようになって,磁石になったことが分かりました。
さらに,カップに入れた釘を近付けてみると,釘がたくさん引き付けられました。電流を流すのをやめると,釘は,全部下に落ちてしまいました。
このことから,鉄芯入りコイルは,電流を流したときだけ磁石のはたらきをし,その磁石を「電磁石」ということが分かりました。次の時間は,永久磁石のように,特に引き付ける力の強い場所「極」があるのか,あるとしたら永久磁石と同じS極とN極なのかどうかを調べていきます。〔理科室がエアコン設置工事を行っているため,視聴覚室を使っています。〕