高崎小学校NOW2月

5年生がガリレオになった日

 ふりこの振れ方を観察して,ふりこが1往復する時間は,ふりこの長さ〔支点からおもりの中心まで〕,おもりの重さ,ふれ幅の3つが関係するのではないかという予想をたてました。

 どの条件が関係するのか調べるには,1往復する時間を正確に測定しなければいけません。1往復する時間を正確に計るにはとても難しいことから,10往復する時間を計って,10で割るようにしました。また,100分の1秒以下は,データとしては不確かなので切り捨てることに決めました。さらに,ストップウォッチを押すタイミングもあるので,ふりこの揺れに合わせてタブレット〔のストップウォッチアプリ〕を声を出しながら揺らし,ふりこが安定して,一番上にきたときにスイッチをタップすることなどの,より正確に測定するための工夫を考えました。そして,全員で練習を行いました。

 今日は,条件を変えて実験しました。結果から,ふりこが1往復する時間は,ふりこの振れ幅やおもりの重さは関係なく,ふりこの長さが関係していることが分かりました。ふりこの長さが同じであれば,振れ幅やおもりに関係なく,1往復の時間は同じになったのです。さらに,長いふりこは1往復の時間が長く,短いふりこは1往復の時間が短いことも分かりました。

 ふりこに隠れていた「等時性」という「法則」を見つけ出すことができて,大満足の子どもたちでした。