発芽の条件は何だろうか?
5年生は,装置を組み立てる前に,条件を予想しました。水が必要ではないのか?月には植物が生えないから,空気が必要じゃないの?春になると種蒔きをするから,気温が上がらないとだめなのでは?日光が良く当たるところに植物が生えているから日光を当てないといけないのかな。土がないと根を張れないから土も必要だよ。という,5つの予想が登場しました。
話し合った結果,モヤシは暗いところで発芽させているということや,スーパーで売られているカイワレダイコンや豆苗は,スポンジから芽をだしていたということから,日光と土は条件から外しました。
水,空気,温度の3つを条件とし,どのように組み合わせれば,発芽の条件か,そうでないかを検証することができるのかを考え,実験装置を準備しました。
難しかったのは,温度の条件です。常温は理科室内で日光が当たります。低温の冷蔵庫は庫内が暗く日光が当たりません。そこで温度の実験装置だけ,片方を箱の中に入れて,冷蔵庫の中の装置と光の条件を同じにしました。「 実験に関係ない条件はそろえる。」という,大切な実験を進める上でのルールがここでも学習できました。さっそく,組み立て方に基づいて装置を準備しました。
そして,タブレット型PCで写真を撮り,記録に残しました。さらに,どの装置が発芽するのか,予想を立てました。
これから毎日,観察し,記録に残します。