高崎小学校NOW8月2023

月の形はなぜ変わって見える

 ボールを月,ボールを持ちボールを見ている自分を地球,月が地球を1周する公転と自転は一致しているので,回転椅子をボールを持った手を動かさないで回転させます。地球の公転は割愛します。1人ずつ椅子に座って,太陽に見立てた強力ライトの前を左に1回転します。月に見立てたボールの形がどのように変化するのかを確認しました。

 椅子が左回りに回転をはじめると,次第にボールに当たる光の面積が増えてきて,三日月,半月〔上弦の月〕,十三夜月,小望月に,光源の反対側にボールが来ると満月に変化しました。さらに椅子を回転させると,光が当たる面積が減ってきて,十六夜月〔いざよいづき〕,立待月,居待月,寝待月,更待月〔ふけまちづき〕,半月〔下弦の月〕,有明の月と変化し,太陽と同じ向きに来ると逆光になり新月に見えました。

 実験から,太陽と月の位置関係が日々変わるから,地球から見て光が当たっているところも変わって見え,結果として月の形が変わって見えることが分かりました。